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速読のデメリット ー依存ー

速読法におけるデメリットは、体力や目の消耗の他にもあります。

それは、依存です。


依存というのはどういうことを指すのでしょう。

速読法というのは、ある程度身につけると驚くほど速く本を読む事ができます。

頭の中に入ってくる活字の理解の速度も格段に増し、読書がこの上なく楽しくなってくるのです。

そうなると、本を読む事が止められなくなります。

最初は一日1時間だった読書が、2時間、3時間と増えていく事に繋がる可能性は高いでしょう。


それが、依存状態です。


では、この状態の何がデメリットなのでしょう。

簡単に言えば、疲労や消耗、あるいは現実逃避の元になるという事です。


速読法は、本を速く読み、その内容をスムーズに理解できるようになる技術です。

体力増強や疲労回復を早めるものではありません。


その為、速読が可能となったからと言って、一日の読書量、読書時間を格段に増やしてしまうと、翌日に大きな影響が出てきます。


それでもなお、読書をやめなくなると、学業、仕事に悪影響が出てくることは間違いないでしょう。

寝不足、目のかすみや充血など、目に見えて症状が現れてくるはずです。


また、読書というのは現実から一時離れ、物語の世界に浸るという一面もあります。

この段階であれば、まだ何も問題はありません。


ですが、あまりに本に傾倒しすぎると、現実に帰る事を拒み、本の世界の中だけで生きたいという感情が生まれてきます。


そうなると、現実逃避という状況になってしまうでしょう。



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